CVR向上に直結する、効果的なSEO記事の改善ポイントがより明確に!

“ヒト・ファースト”を掲げたデジタルマーケティング戦略で、自社メディアを展開している『株式会社キュービック』。ユーザーの課題を丁寧に解決しながらWEBメディアのポテンシャルを最大化させた各種コンテンツ・ 広告の企画運用などを幅広く行っている。その特徴はユーザー目線のマーケティング力に、デザインを融合させた多彩なSEOサイトだ。

ユーザー視点とクライアント理解を相互に深めた、信頼性のある自社メディアに定評のあるキュービック

キュービックが手掛けるメディアのジャンルは多岐にわたり、初心者向けのFX比較・入門サイト「エフプロ」、債務整理の基本を誰でも分かるように発信している誰でも分かる債務整理「リリブ」、交通事故示談の疑問やトラブルを解決するノウハウを発信している誰でも分かる交通事故示談「レスキュー」、職場の悩みを抱えながら働く人のための転職支援サイト「HOP! 転職」薬剤師の「働く」を応援する「ココファーマ」などを運営されています。

WEBにおける信頼性を担保するためには、ユーザー視点の深い分析が欠かせない。ここでは、同社が企画 運営している自社メディアから2つのケースを取り上げ、その確かなデータ解析を支えているユーザーインサイトの活用方法を紹介する。

よりユーザーの特徴を深く知るために
User Insightが欠かせない事例を紹介

SEO記事を主体にした自社メディアにおいては、集客はもちろんのことCVRの向上も欠かすことができな い。キュービックでは、「ユーザーについて何も知らない」というマインドで、常にユーザー視点を念頭において 施策決定を重ねてきた実績を持つ。ランディングページの検討と修正を行う上で欠かせないのは、ユーザ ーのインサイト(深層心理)の徹底的な探求。そのツールとして「かねてよりヒートマップを駆使していました」とは江口氏。さらなるヒートマップの活用を視野に入れ、キュービックでは2017年1月にUserInsightを 導入した。

「User Insightに決めた主な理由は3つ。

  1. まずは、ユーザー(マウス)の動きが動画で見れること。
    動画で分析することで、個人のインサイトの把握をより一層深めることができるツールです。
  2. 次に、IP除外機能が搭載されていること。
    自社のWEBサイトには社内メンバーや関係者も多く流入しています。
    そうしたノイズとなるIPを除外することで、本当にアプローチしたいユーザーの動きに着目し分析できるんです。
  3. そして3つめは料金の安さ
    適切なサポートもある中で、この価格帯は本当に魅力です」
(江口 氏)。

多くのメディアを運営する中で、適切な仮説を立案して、施策を重ねるためには的確なデータ収集が必要不可欠となる。江口氏は「担当者の経験による直感や感覚で出すアイデアが決して悪いというわけではありません。ただ、施策の確度を最大限上げるためには、客観的な事実も当然大切です。ヒートマップがその役割を担ってくれています」と語る。

User Insightのデータ解析をもとにした記事修正でCVRが劇的に向上し、売り上げは前月比で5倍に!

お金にまつわる問題をユーザーと一緒に考える自社メディア『お金丸』は、安心安全に資金を借り入れるための予備知識を紹介するWEBサイト。特に重点においているのはユーザーの納得度だという。「お金の問題というセンシティブなテーマだからこそ、ストーリーをしっかりと組み立ててユーザーに最後まで読んでいただき、納得の上でクライアントページへと移動していただけるよう記事構成を心がけています」とは金氏。

しかし、課題はクライアントページへの誘導数は多いものの、申込件数が一向に増えない記事があることだった。例えば、審査が不安だけど即日お金を借りたいと思っているユーザーに向けた記事。「最後まで読んで頂くことで信用を得られる記事構成にしてはいたのですが、他の記事に比べると申込まで至っていないことが明らかだったんです。そこでUser Insightのヒートマップで分析をしてみると、ユーザーに記事を最後まで読んでもらえていなかったことがわかりました」(金氏)。ストーリーの肝の部分まで読まれていないことが、誘導できていながらも契約につながらない要因…。浮かび上がった仮説をもとに、熟読エリア、離脱エリアのチェックをすると、記事の途中にあった、クライアントページへのリンクの箇所で離脱率がひときわ高いことが判明したという。

離脱率

記事の途中にリンクがあったことで、興味本位でのクリックによって納得を得られないままクライアントページへと誘導していたことが原因の根にあったという。実は「記事のポテンシャルに自信があったため、なかなかリライトに乗り出せないでいた」とは金氏。ヒートマップから導き出した仮説と根拠をもとに、思い切ってリンクを外せたのだそう。さらに、記事を最後までスムーズに読めるよう構成を見直し、複数のクライアント先へのリンクをまとめる調整も実施。その結果、記事の売り上げは前月比で5倍にまで伸びたそうだ。「メディア担当者としてはクライアントページへ遷移していただきたいという思いから、誘導率を考慮してリンクを外す施策が打ちにくいものです。ただ、そのリンクが記事を邪魔している場合もあります。今回は User Insightによって立てた仮説に基づいて改善を図った結果、ユーザーの納得度が上がり、複数のクライアントページでの申込件数が増えたことで売上に直結した好例です」(金氏)。

金

こうした気づきを導き出すために、User Insightは大いに役立つという。金氏は「コンテンツごとに離脱率がわかることで、明らかに不必要なコンテンツがひと目で判明。読み手にとって不要な情報が浮き彫りになることで、記事構成の再調整を打ち出しやすく、踏み込んだ施策にもチャレンジできます。User Insight はまさにユーザーの声の代弁者だと思います」と語る。

また、ヒートマップとともにユーザーの傾向がわかるのも魅力だという。チームでの打ち合わせ時でも、施策ポイントの有効性を提示しやすく打ち合わせの時間短縮にも一役買っているとか。「メディア運用に携わって最初の頃は、“書いた記事は読まれるもの”と思い込みがちです。しかし、実は冒頭部分で離脱されてしまうことも多々あります。そうしたユーザーの動きがハッキリとわかるので、記事のブラッシュアップだけでなく 表現方法の検討にも役立てています」(金氏)。

User Insightで得られる多彩な情報から、KPIを設定目標設定を明確化することで、より確度の高い課題解決へと導く!

自社で展開する自社メディア『HOP!転職』は、多種多彩な転職サイトをフラットに比較し、それぞれの特 徴を紹介していく転職支援サイトだ。職場やキャリアに不安を抱える人に向けて、納得の行く転職をサポートするWEBサイトとして人気を集めている。今回は、薬剤師の転職を応援する『HOP!薬剤師』での事例を紹介する。

HOP!転職

ポジティブな転職を応援する『HOP!転職』
IT、医師、薬剤師といったキャリア別に、さまざまな転職情報を掲載している。

『HOP!転職』でも、かねてよりヒートマップを活用しており、「それぞれの記事の 改善ポイントを洗い出して解決策のアイデアを導き出すことに役立てていました」とは江口氏。その上で、「掲載していたある記事では、クライアント様への誘導数を細分化した誘導ポイントまでの到達率をKPIとして設定していました。しかし、そもそもクライアント先へと誘導するエリアまでユーザーが到達しているのかどうか、また到達していてもコンテンツがユーザーにしっかりと刺さっているのかどうかがハッキリしていなかったんです。“誘導が出ていない”というぼんやりとした課題をなんとかシャープにしたいと考えました」(江口氏)。

課題図

上図はクライアントページへの誘導数が低い記事の誘導ポイントまでの到達率をヒートマップにしたもの。
誘導ポイントまでの到達率は25%と低いために誘導数に響いていたという。
そこで誘導ポイントまでの到達率をKPIと設定し、誘導ポイントまでに設置しているコンテンツの離脱率の分析に着手した。すると誘導ポイントよりも前のコンテンツで20%以上ものユーザーが離脱していることが浮き彫りに。

課題の要因

「その部分のテキストが読まれていない(もしくは、読まれているが共感が得られていない)、ということですね。離脱の多いコンテンツはテキスト量を減らして画像で説明、デザインを調整するなどして離脱されないような工夫を重ねました。また、記事の一貫性を図るために、冒頭箇所のテキスト量も調整。流入から誘導までの的確な記事構成、表現の見直しをすることができました」(江口氏)

江口

こうした施策で、該当コンテンツでの離脱率は23%から9.6%と半分以下に。誘導ポイントへの到達率は25%から35%と大きく上昇した。漠然とした分析では、そもそも修正すべき箇所を間違えている可能性も。User Insightを活用しKPI設定をすることで、課題がクリアになった事例と言えるだろう。

User Insightのヒートマップは、チーム内でのミーティングでも大いに活用されているという。江口氏は「チームメンバー間の認識を整えることができる点もまた大きな魅力です。弊社にはインターンも多く在籍していますが、User Insightの操作は易しくわかりやすいため、多くのメンバーが活用しています。ヒートマップを利用すれば直感的に改善ポイントを把握することができるので、大胆な仮説立案でも意思決定をスムーズに行なえます。メンバーによって解釈が違うと打つ施策やアイデアもバラバラになりがちですが、ヒートマップがあれば認識を整えた上でのコミュニケーションが取りやすいので、一貫性を持った施策アイデアを打ち出しやすいと考えています」と話した。

改善

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