ユーザーデータを活かしたポップアップを配信することでCTRが1.5倍に。実装期間を数時間へ短縮した効果的なWeb接客とは

「スモールビジネスを、世界の主役に。」 をミッションに掲げ、だれもが自由に経営を行える統合型経営プラットフォームを開発・提供し、日本のビジネスシーンに革新をもたらし続ける『フリー株式会社』。統合型会計ソフトにとどまらず、会計・人事・稟議などの連携に加え、あらゆるサービスとのAPI連携により、データの一元管理と全社最適化の実現を目指している。

多岐にわたるサービスを提供している同社では、請求書を現金化できる「即日払い」などを通じてフリーランス・個人事業主をサポートする「FREENANCE(フリーナンス)by freee」を展開している。フリーナンスのサイト上でユーザーにより適切な情報を訴求するために、数値だけのデータだけでなく、ユーザーのサイト内での動きも細かく分析するためにUser Insightを導入。ここでは、ヒートマップやポップアップ、コンテンツ作成機能を活用しているフリーナンス部の伊藤氏に、導入の背景から得られた効果などについてお話を伺っていく。

Finance & Payment事業基盤本部 フリーナンス部 伊藤 由起子氏の写真
フリー株式会社
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    伊藤 由起子氏

課題

数値情報だけでは見えない、ユーザー行動の可視化を実現。「分析の粒度」とユーザーに合わせた情報発信が可能なことが決め手に

User Insight導入以前、フリーナンスのサイトではウェブサイトアクセス解析ツールを活用し、PVやセッション数といった数値管理を行っていた。しかし、サイト分析を担う伊藤氏は、数字を追うだけでは見えてこないユーザーの動きに課題を感じていたという。

「LPやサイトの分析をする際、当時利用していたウェブサイトアクセス解析ツールの数値データだけでは追いきれないユーザーの動きを知りたいと感じていました。タグを埋め込めば、ユーザーが実際にどこを見て、どこをクリックしたのかなどを把握できますが、分析したいページすべてにタグを埋め込む作業は膨大な工数がかかります。さらに、ユーザーがどこを熟読しているのか、読み飛ばしているのかといった動きまでは見えません。ユーザーの動向を深く分析するには、ヒートマップが最適だろうと考えました」と伊藤氏は語った。

Finance & Payment事業基盤本部 フリーナンス部 伊藤 由起子氏

特に伊藤氏が求めたのは、コンバージョンに至ったユーザーとそうでないユーザーの行動の違いだという。「コンバージョンしていないユーザーの動きを可視化することで、どこで迷っているのか、どこで離脱しているのかといったボトルネックが見えてきます。足りない情報を補い、迷いを解消するための施策を打つためには、ユーザーの属性ごとにグループ分けできる機能が必須でした」と伊藤氏。

User Insight導入の決め手は、この「分析の粒度」にあった。既存ユーザーと非ユーザーの動きを明確に分けて分析できるかどうかや、コンバージョンの有無による行動分析を実現できるのはUser Insightの特徴の一つだ。

さらに、ポップアップ機能の搭載も魅力的だったという。以前からフリーナンスのサイト上にポップアップを表示させる施策をとっていたが、開発チームとの連携が必要であり、実装までに工数がかかっていた。伊藤氏は当時の状況について「開発チームにポップアップの実装を依頼する場合、開発チームが抱えている他業務との優先順位などを考慮した結果、時間がかかるケースもありました。」と教えてくれた。

また、出したポップアップは全ユーザーに一律で表示される仕様であり、クリック数やその後の遷移といった数値計測も不十分になりがちだった。「関係ない人にも表示されてしまい、ユーザー体験を損なってしまうのではないかという懸念も抱えていました」と伊藤氏は振り返る。

ヒートマップやグループ設定で分析の解像度を高め、かつポップアップ機能のように施策のスピード感を損なわない環境を構築する上で、User Insightはまさに最適解といえるツールだった。

活用方法

グルーピングを活用することで、ヒートマップとポップアップの効果を最大化。コンテンツ作成機能は、記事制作・リライトを効率化してくれる

User Insightの導入後、伊藤氏は詳細な分析を実現するためにグループ設定を活用した。「会員か非会員か」「即日払いの利用経験の有無」など、10のグループを設定している。

管理画面のキャプチャー
※会員、非会員などユーザーの属性情報をグループ機能に連携することが可能

このグループ設定により、ヒートマップでも対象を絞ってユーザーの動きを分析できる状態を構築した。さらにコンバージョンの設定も実施し、LPをコンバージョンしたユーザーとしていないユーザーで比較し、離脱の多いエリアを削ったり、読まれているエリアを上部に移動したりするなどの施策をとっている。

また、ヒートマップは施策を実施した後の効果測定にも活用しているという。「ファクタリングサービスの『即日払い』を申請する際には、マイページから審査に必要なエビデンスを提出してもらうのですが、リニューアルを行い、必要なエビデンスをよりスムーズに提出できるように改善しました。改善後、ユーザーが内容をしっかり読んでくれているかを確認するのにヒートマップを活用しました」と伊藤氏。

実際に改修前後のそれぞれ1週間でヒートマップを比較すると、新しく追加した項目もしっかりと表示され、そのエリアが熟読されていることが一目で可視化された。

以前から実施していた、施策前後の数字の変化や、ユーザーアンケートといった手法による検証は、時間も工数もかかっていた。しかし、User Insightでは数分で分析データを出力し、迅速に効果検証を行うことができる。

さらにフリーナンスがよく活用している機能の一つにポップアップがある。ポップアップもヒートマップと同様にグループ設定によって出し分けを行っているという。

ログインページに表示する「即日払い」のポップアップでは、キャンペーン対象者に絞って配信するため「会員登録日〜翌月末までのユーザー」と「即日利用をしていないユーザー」にグループ設定をしていた。

ポップアップバナーの設定画面のキャプチャー
※細かくグループ設定をしてポップアップの出し分けができる。

「以前はグループ分けができず、対象者ではない人にもポップアップが表示されてしまっていました。User Insightでは、自分たちで対象者を絞り込み、デザインのABテストも自由に行えます。その結果、ユーザビリティを落とさずに表示できるようになりました」と伊藤氏は語った。

ポップアップバナーの設定画面のキャプチャー
※ABテストの管理画面の簡単な設定で実施可能

さらに、User Insightの活用範囲はサイト分析やポップアップだけに留まらない。SEO施策における記事制作とリライトの効率化にも、User Insightのコンテンツ作成機能を活用している。

「User Insightを使えば、リライトすべき記事の選定や、狙うべきキーワードの発見をスムーズに行えます。実際にニーズのあるキーワードを特定し、それに基づいた記事を作成しました」と伊藤氏。

実際に作成された記事は検索順位の上昇につながっている。さらに、編集のリソースが不足しがちな状況において、心強い業務効率化ツールになっているようだ。

「構成案などを作成する際に他のAIを利用することもありますが、User Insightは記事を作る前提で設計されているため、使いやすさを感じています。キーワード選定からリライト、記事作成までをシームレスに一気通貫で行える点が、とても助かっています」と伊藤氏は教えてくれた。

成果

CTRが11.75%から18%へ約1.5倍に向上。ポップアップの実装は、わずか数時間へ短縮

グループ設定を活用したヒートマップの分析とポップアップの表示などにより、フリーナンスのサイトでは数々の成果が現れている。

大きな成果の例として、ログインページに表示したポップアップが挙げられる。即日払いのページでグループ設定をせずにポップアップを表示した際のCTRは11.75%だったが、ログインページでグループ設定をして表示したところ、CTRは18%と約1.5倍に増加した。

さらに、ポップアップに開発工数をかけずに実現できるようになった効果も感じているという。「今はポップアップが数時間で実装できます。業務が大幅に効率化され、施策を素早くまわせるようになりました」と伊藤氏は効果を実感している。

User Insightの導入は、マーケティングチーム全体にも変化を与えている。「私たちマーケティングチームは、常に新しい施策を打ち出し続けなければなりません。その中で、メルマガやキャンペーンに加え、ポップアップという強力な選択肢が一つ増えたことは大きな意味を持ちます。『この内容はメールだと見逃されるかもしれないから、ポップアップで伝えよう』『これはユーザーメリットが大きいから、積極的に打ち出していこう』といったように、施策の選択肢が増え、ターゲットや目的に応じて最適な手段を選べるようになりました」と伊藤氏は教えてくれた。

伊藤氏はUser Insightのさらなる活用を見据えている。「User Insightを活用したレポートを共有するようになったことで、自部門以外でも幅広い人が興味を持ってくれるようになりました。作業も時間も短縮され、組織としてのデータ活用も進んだと感じています。今後も細かい粒度で分析を繰り返し、広告効果の最大化にも活かしていきたいと考えています」と語った。

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